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2016年度NHK大河ドラマは「真田丸」。人気の高い戦国武将、真田幸村が主人公です。戦国時代は歴史背景や政治史が複雑でわかりにくいのですが、日本には偉大なマンガ文化があります。

今回、真田幸村に興味を持った私は、Amazonで真田幸村を題材にしたマンガを探しだし、全部で10作品を読みきりました。そのなかで、真田幸村の知識がない初心者でも楽しく読めて、真田幸村を理解できるおすすめのマンガを独断と偏見で紹介したいと思います。

真田幸村のマンガ10作品読んだ私がおすすめを紹介する【真田丸】

真田幸村のマンガ10作品読んだ中で、おすすめはこの2作品。(どんな絵なのか知りたい場合は、リンク先のAmazonでなか見!検索で確認してね)

とにかく、真田幸村のマンガを読みたいと思っているのなら、どっちかを買うといいと思います。真田幸村主人公で、彼の生涯や概要を知りたいならコミック版、空想の世界も入れつつマンガとしての面白さを求めるなら後者の真田十勇士がいいです。

コミック版 日本の歴史 戦国人物伝 真田幸村

コミック版 日本の歴史 戦国人物伝 真田幸村

歴史学習マンガのようなもので、真田幸村の生涯を史実にもとづいて描かれています。他にも同じような作品は色々ありますが、絵も綺麗だし、漫画作品としての完成度も高いです。面白い、読みやすい、わかりやすいの三拍子揃った秀逸作品。

これ一冊で真田幸村の概要は全て掴めます。こういう系のマンガって主人公が活躍し始める直前からストーリーが始まることが多いんですけど、このマンガは幼少期からスタートして、真田幸村だけでなく、幸村とはきっても切り離せない父親の昌幸、兄の信之、息子の大助もしっかり登場します。

しかも、巻末には年表とか真田幸村にまつわる色んな豆知識も掲載されていて、史実にも忠実。よくここまで上手に詰め込んだなぁと感心するぐらい、完成度が高い。歴史の難しい言葉も一つ一つ説明が入っていて、漢字のふりがなも完備。小学校高学年ぐらいからなら問題なく読み進められます。

今まで歴史に興味持ったことがなかったけど、大河ドラマの真田丸で興味を持った人、ゲームや他のマンガで関心を持った若い人でも、この本はすごくいいと思います。絵も綺麗だし、迫力もあるし、真田幸村主人公のマンガの中ではこれが一番かな。

もし真田幸村の事知りたいんだけど、知識がない人でもわかりやすく読めるマンガって何か良いのある?って聞かれたら、真っ先にこれをおすすめしますね。ほんと、これ一冊で真田幸村の概要は全部掴めます。

真田十勇士(岡村賢二)

真田十勇士 1巻 (SPコミックス)

真田十勇士というのは、真田幸村配下のユニーク特技を持つ10人で構成された家臣団。もともとは架空の存在ですが、マンガとして普通に面白い。絵もはっきりしていて、迫力があって、表情のメリハリがついていて、画力も素晴らしい。私は(大人になってからは)全くマンガを読まないんですが、これは全8巻を2日で一気に読んでしまった(笑)

主人公は真田幸村ではなく真田十勇士の一人、猿飛佐助です。関が原の合戦後に九度山に配流された幸村が豊臣と徳川の再戦に備え、腕のたつ家臣10人を募るよう猿飛佐助に命を出したところから話がスタートして、大坂の陣までを描いたマンガです。真田幸村の生涯マンガではありませんが、真田十勇士の漫画ならこれがダントツで面白い。

もともとこの作品は真田十勇士 巻の一 (光文社文庫)という歴史小説が原作で、それを漫画化。史実とはまた違う世界の真田十勇士と幸村ですが、大坂の陣での真田丸攻防、夏の陣の家康急襲のクライマックスはめちゃくちゃ面白かった。

幸村が最後に徳川家康を追い詰めるクライマックスのシーンは他のマンガに比べてダントツの迫力でしたね。

私が他に読んだ真田幸村マンガ

記事の前半で真田幸村のマンガを10作品読んだと書きましたが、それ以外のマンガも一応紹介しておきます。おすすめ度は上で紹介した二作品が最高のS、以下A→B→Cとします。

真田幸村 (学研まんがNEW日本の伝記)

おすすめ度A

さすが学研。これまでは古い学研シリーズの歴史漫画がたくさんあって、今の中高年のおとなになった人が懐かしく読んでるっていう人が多いらしいですけど、最近新しくなりました。

オールカラーで豆知識や背景解説もしっかり完備。真田十勇士は出てこないんですけど、絵も綺麗だし、巻末には年表、真田幸村の捕捉解説、ゆかりの地の紹介まであります。学研のマンガなんで、歴史学習の印象がかなり強いです。

ハードカバーで子供向けの本だし、値段がちょっと高めなのが気になりますけど、その分わかりやすさは随一。もし小学生ぐらいのお子さんがお読みになるいい本を探しているなら、この本がいいかな。後は自分が昔、学研まんがに親しんでいた人が新しくなったものを読むのもいいと思います。

学研まんが真田幸村

古い方の学研まんが。子供の頃にこの漫画を読んでいた人が買い直して、懐かしみながら読むひとが多いようです。絵は古いですけど、内容もわかりやすいですよ。

おすすめ度A

詳細はこちら→ 学研漫画・真田幸村/懐かしい!安定の面白さと懐かしさ

真田幸村 (講談社漫画文庫)

おすすめ度B

一冊完結マンガ。若干絵が古い感じはしますが、すぐにその世界観に引きこまれていきました。

ストーリーは第一次上田合戦前から始まり、猿飛佐助、霧隠才蔵ら真田幸村にゆかりの深い架空の人物も登場。「知識ゼロからの真田幸村」と一緒に読むとさらにわかりやすいですね。1冊での完結マンガですが、約350ページの大ボリュームなので、内容が薄いということは全くありません。むしろ1冊のマンガでも相当な読み応えがあります。

最期の大坂冬の陣での家安を追い詰めるクライマックスシーンはもう少し絵面に迫力が欲しいというのが本音でしたが、大阪夏の陣での真田丸奮闘と大活躍は大迫力でした。所々に幸村ファンならお馴染みの逸話も上手に織り込まれていて、ドラマ性やエンタメ要素を保ちつつ、史実にも気を使うという、非常に優れた漫画作品。

ただ、前述のように絵に時代を感じさせる古さがあるので、そこで好みが分かれるかも。

御指名武将真田幸村 かげろひ

おすすめ度B

色白虚弱体質の真田幸村が主人公。史実ものを学ぶマンガとは完全に別ジャンルです。

真田十勇士の猿飛佐助らも登場しますけど、題材が真田幸村というだけで、内容は全く史実とは違いますし、そもそもそういうマンガじゃない。主君の豊臣秀吉からの命で猿飛佐助らと共に色んな問題や事件解決に奔走していく、探偵もののような感じ。猿飛佐助もなぜか女だし。

これは普通のコミックとして楽しむものです。たまたま題材が真田幸村というだけで、真田幸村ファンが読むマンガとはちょっと違うかなぁ。

紅蓮の花真田幸村

おすすめ度B

上下巻2冊のコミック系。ストーリーは大阪冬の陣のみを描き、夏の陣での真田丸も、九度山時代も、家康と対決した第一次上田合戦、第二次上田合戦もないのが非常にもったいない。絵は迫力があって、メリハリもあってすごく綺麗なので、長編で描いてくれればすごくよかったのに。

若い人向けの超現代的な歴史漫画です。中高生~大学生ぐらい、もしくはマンガ好きの人にいいと思う。でも、歴史漫画としては重厚感がなく、現代的すぎる気もする。

戦国武将のキャラ設定も現代的だし、見栄えもワンピースっぽい、武将らしからぬところがあるので、この辺は好みが別れるかもね。ギャグ漫画っぽい展開もあるし、仲間を大切に!みたいな当時の戦国武将の価値観とは全然違うところもあるし、生涯マンガでもないし、個人的には中途半端な印象。

真田十勇士

おすすめ度B

真田幸村が主人公ではなく、その家来である真田十勇士が主人公。おすすめの真田十勇士の漫画をかなり古くさせた感じ。もともと架空の真田十勇士が麺なので、この漫画は真田幸村を理解するためのマンガではありません。

しかもこの漫画は1975年にスタートしたものなので、絵も時代を感じさせるものですし、今読むのはちょっとしんどいかも。今の40代~50代ぐらいの方で若い頃に真田十勇士に憧れていたような人や忍者好きの方が読むようなマンガですねぇ。このマンガだけで真田幸村を理解するにはちと厳しい。

真田幸村 (SPコミックス)

おすすめ度C

一話完結のコミック本。絵の色が濃いので、正直絵が見づらい。大阪夏の陣の真田丸から始まり、そこから遡って人質時代、第一次上田合戦、犬伏の別れ、第二次上田合戦、九度山配流と続いていく。絵が非常にわかりにくく、せっかく迫力のある絵でも、濃すぎてその魅力が薄れている。

ストーリーそのものも結構わかりにくく、脚色もかなり入っています。真田幸村のマンガをくまなく読みたいならともかく、そうでなければ敢えて読む必要はないかな、と。

真田幸村 (SPコミックス―戦国武将列伝)

おすすめ度C

一冊完結のコミック本。関ヶ原の戦いの直前からスタート。回顧で第一次上田合戦が描かれるが、ストーリー性を重視したために脚色も多く、史実通りに知りたいという人には不向き。父の昌幸は表裏比興の者という通り、あくが強いキャラクターに。

マンガのタイトルが真田幸村なのに、超簡単な真田幸村の活躍シーンのみを描いた漫画で、ボリュームはめちゃくちゃ少ない。真田幸村のマンガはなんと3分の2だけで、残り3分の1は特別収録として真田幸村とは無関係の島津が主人公、もう一つの特別収録が豊臣秀吉の中国大返しという意味不明な内容。

まとめ

真田幸村のマンガを読むなら、おすすめしている「コミック版 日本の歴史 戦国人物伝 真田幸村」と「真田十勇士(SPコミックス)」がいいんじゃないかなぁと思います。小中学生向けの学習マンガなら「真田幸村 (学研まんがNEW日本の伝記)」もあり。

歴史とマンガってすごく相性が良いので、今まで敬遠しがちだった戦国時代に興味を持って、色んな年代の方がこの記事をきっかけに歴史を楽しんで見てください。歴史って1回ハマるとめちゃくちゃ面白いので、そのきっかけになれば嬉しいです!

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