大河ドラマ真田丸関連本:幸村のことがマンガで3時間でわかる本

2016年の大河ドラマは三谷幸喜さん脚本、堺雅人さん主演の「真田丸」です。戦国時代最後の武将とか戦国時代最後のヒーローなど、あの徳川家康を何度も追い詰めた現代でも人気の武将一人。

恥ずかしながら、私は名前を聞いたことがあるぐらいで真田幸村のことを何も知りませんでした。大河ドラマの真田丸はなかなか面白そうな期待があったので、予習が必要です。そこで、真田幸村のことをマンガを入れてわかりやすく解説しているこの本を手に取ることにしました。

NHK大河ドラマ・真田丸のお供に!真田幸村のことがマンガで3時間でわかる本

この本は全部マンガで構成されている訳ではありません。見開き2ページを使い、右側には文字で解説を、左側にはマンガを掲載して、真田幸村をはじめ真田家の歴史を紐解いていきます。

IMG_20151115_130940

マンガの絵は戦国武将とはいえ、かなり柔らかめのコメディっぽい感じ。同時期に発売されている類似本「知識ゼロからの真田幸村」はもっと戦国っぽい固めの人物絵を描いていて、内容は「真田幸村のことがマンガで3時間でわかる本」の方が易しめの印象です。

真田幸村の基本事項だけでなく、細かい背景まで全て理解できる

真田幸村のことがマンガで3時間でわかる本 (アスカビジネス)

当初の目的である、真田幸村が何をやった人なのか、どんな生涯を送った人なのかを理解することは、この本で十分に叶います。いや、叶いました。

ただ、1度読んだだけで全部をすっきり理解するのは難しいかなぁ~。わかりやすいのはもちろんだけど、簡単っていう訳でもない。何度も読み返してようやく知識が定着してくる感じですね。

私はこの本を手に取る前に他にもいろいろな真田幸村関連の本を読んでいましたから、予習とはいえある程度の知識は既にありました。それでも結構この本の内容は本格的で、細かい所にも解説がちりばめられています。それに、戦国は時代柄短期間で状況がコロコロ変わりますし、一つの合戦で利害関係が一変しますから、本の内容に付いていくのに苦労しました。

何度も読み返すか、マンガ本を読んでからがおすすめ

全くの知識ゼロの状態(戦国時代の背景や主要人物すら全く知らない)からでは、この本はちょっとしんどいかも。そういう場合は、真田幸村を題材にした短編マンガから入るとわかりやすいです。

私は事前に学研の「まんが人物日本史」シリーズの真田幸村を200円で購入して読みました。最初は文庫本とか結構本格的な本から読んでみたモノの、見事に挫折。内容はそこまで深くないですが、簡単に人物を理解するにはマンガが一番わかりやすかったです(笑)

⇒ 学研漫画「真田幸村」を30歳オッサンが読む→おもしろいやんけ!

この本1冊で内容をしっかり理解するには、2~3回読み返すと効果的かなぁと思います。1回読んだだけだと、なんとなく理解できるぐらいで、細かい情勢の変化まではなかなか追いつかない気がします(私の理解力が乏しいのもあるけど)

真田幸村のことがマンガで3時間でわかる本の内容と目次

構成は以下のとおり。

  • 第一章 登場人物
  • 第二章 父・昌幸の時代
  • 第三章 人質時代
  • 第四章 朝鮮出兵
  • 第五章 関が原の戦い
  • 第六章 九度山配流
  • 第七章 真田十勇士の世界
  • 第八章 大阪入城
  • 第九章 大坂の陣
  • 第十章 まとめ

真田幸村が主人公ですが、真田幸村の父、昌幸のことも詳しく書かれています。父の昌幸は名だたる戦国武将も唸るほどの戦上手でしたし、その姿を間近で見てきた幸村にも強い影響を与えました。

また、幸村の家族関係(母、兄の信幸、妻、子供)などのことも取り上げられていますし、人間関係をしっかり描く大河ドラマのお供に一冊手元においておくには便利な一冊ですね。

細かい政治史の動きと情勢の一変状況も丁寧に解説してくれる

前述のように、戦国時代は人間関係が複雑です。一つの合戦をめぐり、いろいろな立場で色んな利害関係が絡んでいて、全体を理解するのに一苦労です。

この本は真田幸村(真田家)を中心に描いているので、柱となる真田家がその時々でどのような立場でどういう狙いで行動を起こしていたのかがわかります。特に、織田信長が亡くなる本能寺の変の前後は特にややこしく、短期間の間に真田家は主君を次々に変えていきます。

武田家の家臣から最終的に徳川の家臣になるまで、合計6回も主君を変えているので、このあたりの変化をマンガでも説明してくれるのがありがたい。情勢の変化、心情の変化などいくら戦国時代とはいえ、結局は人間関係が背景ですからね。

忍者列伝と真田十勇士についても取り上げられている

この本のコラムに忍者列伝というものがあります。この本の著者が子供の頃から無類の忍者好きだったことが、まえがきで書かれています。そのせいもあってか、各章の終わりに有名な忍者のコラムがあって、それがなかなか面白い。

戦国時代の有名な忍者というと徳川方の服部半蔵がいますけど、その他にも大泥棒の石川五右衛門、日本最後の忍者として知られる幕末のペリー率いる黒船に乗り込んで偵察したとかしてないとか言われる沢村保祐についても書かれていました。

架空の人物も多い真田十勇士

真田幸村を語る上で外せないのが真田十勇士と呼ばれる幸村の家来たち。各人物にはモデルになった実在の人物がいたり、いなかったり、色々な説があります。

真田十勇士そのものは架空の世界ですが、大河ドラマでも藤井隆さん演じる猿飛佐助が登場しますし、新選組でも架空の人物や設定を織り込んできた三谷幸喜さんなので、真田丸でも他の十勇士を登場させるかもしれませんね。

初級~中級向けの本!超初級はマンガがおすすめ

簡単にまとめ。

戦国の主要人物や合戦の背景すら何もわからない超初級の方は、マンガから入るのがオススメ。

今の知識に関わらず、以前に日本史を勉強したことがある方やゲームやアニメなどでなんとなくだけわかるぐらいの方を初級とすると、この層とこの本は相性がいいですね。あとは戦国時代はある程度好きなんだけど、真田幸村の生涯を細かく詳しくは知らないという中級の方にも良さそう。

大河ドラマのお供に一冊手においておくと、ネタバレの危機はあるものの(笑)、ストーリーをしっかり理解して楽しむ上では強い味方だと思います!