【バビロンの大富豪】「お金の貯め方・使い方・増やし方」を学ぶ本

バビロンという古代都市をご存知でしょうか。今から数千年前、今の中東地域にあった古代都市です。このバビロンという街は最も裕福な都市といわれた夢の場所です。架空の都市ではなく、実在の都市です。

そこで暮らしてきた先人たちが「繁栄と財産を築くためのたくさんの知恵」を後世の人々に残してくれました。お金の名著として、古典として世界中に知られるのが、これらの知恵をまとめた「バビロンの大富豪 「繁栄と富と幸福」はいかにして築かれるのか」という本です。

今現在、私はお金に関する本を様々読み漁っていますが、結局お金の増やし方、使い方、貯め方なんていうものはいつの時代でも、どこの国でも同じなんだな、と改めて痛感させられました。良書です。

お金持ちの先人たちに学ぶ、お金の貯め方・使い方、増やし方

バビロンの大富豪 「繁栄と富と幸福」はいかにして築かれるのか

この本は古代都市バビロンに住んでいた人々が主人公となって、お金にまつわる知恵を具体的なストーリーの中に落とし込んで紹介する本です。

構成は全部で9話からなり、それぞれに主人公が異なります。共通の登場人物もいますが、各お話で主人公たちがバビロンの街でいかにお金と向き合い、悩み、苦しみ、そしてそれを乗り越えて財産を築いていったのか。それを小説風に落とし込んで学ぶことが出来ます。

バビロンの大富豪で学んだこと、読後感と感想

この本を読むきっかけになったのが、「お金の不安を解消!マネー本を読み漁った私のオススメ本12選」という記事でした。ここで紹介されている本だったのですが、そこで紹介されている通り、お金の本質を再認識させられるような、大事なことを改めて確認させられたような、そういう本でした。

どちらかというと、お金の勉強として最初に読む本というよりは、既に数冊よんで基本のマネーリテラシーが身についた人が読むとよりインパクトが強いように感じます。

個人的に印象に残ったのは、第2話、第4話、第8話。第2話はお金をゼロから増やしていくための7つの知恵が紹介されていて、第4話でもう少し具体的な話を5つの黄金法則として紹介。第8話では借金返済にまつわる逸話が紹介されています。

中でも特に印象深かったのが、7つの知恵と5つの黄金法則です。

バビロンに学ぶ黄金の「7つの知恵」と「5つの黄金法則」

By: Carla216
  1. 財布を太らせることから始めよう
  2. 自分の欲求と必要経費とを混同するべからず
  3. 貯めた資金は寝かさずに増やすべし
  4. 損失という災難から貴重な財産を死守すべし
  5. 自分の住まいを持つことは、有益な投資と心得よ
  6. 将来の保証を確実にすべき、今過多資金準備に取り掛かるべし
  7. 明確な目的に向かって、自己の能力と技量を高め、よく学び、自尊心を持って行動すべし

バビロンの大富豪 「繁栄と富と幸福」はいかにして築かれるのか」P84より引用

上の7つの知恵を読む限り、「確かにおっしゃる通り」と言わざるを得ません。当たり前のことを言語化したに過ぎないのですが、なぜか非常にインパクトがある。

で、次が5つの黄金法則です。

  1. 将来の資産と家族の財産を築くため、最低でも収入の十分の一を貯めるならば、黄金は自ら進んで、しかもだんだんとその量を増やしながらやってくるだろう。
  2. 貯まった黄金がさらなる利益を生むような働き口を見つけてやり、家畜の群れのお得増やせる懸命な主人となるならば、黄金は勤勉に働いてくれるだろう。
  3. 黄金の扱いに長けた人々の忠告の元に黄金を投資するような慎重な主人であれば、黄金はその保証のもとから逃げようとはしないだろう
  4. 自分のよく知らない商売や目的、あるいは黄金を守ることに長けた人々が認めないような商売や目的に使われる黄金は、その人間から逃げていくだろう。
  5. ありえないような莫大な利益を生ませようとしたり、詐欺師の魅惑黄な誘いに従ったり、あるいは自らの未熟で非現実的な欲望に頼ったりするような人間からは、黄金は逃げてゆくだろう。

バビロンの大富豪 「繁栄と富と幸福」はいかにして築かれるのか」P134より引用

言葉の重みがマジ半端ねぇ。もうなんかね、ぐうの音も出ない。本当にその通りだと思う。

お金を寝かせずに働かせる重要性は学んだけど

個人的に、色んなお金の勉強本を読んできて、「お金を寝かせることなく働かせる」ことの重要性は認識できました。元本に利息を組み込んで、さらに運用していく複利の仕組みも。

ただ、そうやって運用していくお金は利息を受け取らずにそのまま元本に組み込んで運用していくのが良く、さらに毎月少額でも積み立てていくのがよいとされているのなら、そのお金はいつになったら「使う機会」が来るのだろう?という疑問が浮かんだ。

投資で稼いだお金はいつ使うのか?老後?

積み立てて運用していくんだけど、さらに増やすために触らないままだったら、自分の金なのに自分のお金じゃないみたいですよね。

いつまでに、どれだけ増やすという目的に合わせて運用する意識をもっと強く持つ必要があるんだろうか。それとも、長期投資のお金と短期投資、中期投資と分けて考えていく必要があるんだろうか。

老後の資金はこっち、3年で〇万円まで増やすためのお金はこっち、1年後に使う予定があるから運用しておくお金はこっち、とか。

いずれにしても、出会えてよかったと思えた良書

この本、最初の出版は1920年ごろという古典です。しかも、バビロンは紀元前に栄えた古代都市なので、どれだけ古い時代の知恵なのかと驚きます。

それでも、こうやって見てきたとおり現代でも古代でも、お金に関する重要な事っていうのは今も昔も変わらないんだな、と痛感させられました。