お金が貯まるのはどっち?の感想/売れている本だけど賛否両論あり

元メガバンクの支店長、年間の不動産収入が7,000万円の著者が「お金が貯まるのは、どっち!?」という二択の質問に答えていくという本。

2014年の発売以来40万部も売れていて、色んなところで評判になっている本ですが、Amazonレビューを見ても、正直賛否両論あります。

なぜなら、読者のマネーリテラシーがどの程度なのかによって「目から鱗」なのか、「知っている内容ばかり」なのか、「ツッコミどころ」に見えてしまうのか、同じ内容でも受け取り方が全く変わってくるからです

お金が貯まるのは、どっち?の感想と読後感

お金が貯まるのは、どっち!?

私にとっては25の質問のうち参考になったのは2~3個。それ以外はどこかで見たことのある内容がほとんどですし、当たり前じゃないかという事柄も多い。それだけ基本が大事ってことなんですけどね。

それでも、こういう考え方があるんだな、という考え方の幅が広がったという意味では、この本を読んだ意味があったと思います。ただしね、この本の値段が約1,400円なので、その値段を考えるとちょっと物足りない。

私の場合は中古で500円で購入したので、まぁこんなもんかな、という感じです(笑)

読んでみてもいい人、やめといた方がいい人

お金の教養(マネーリテラシー)が既にあるい程度身についている人、お金の勉強をしてきた人ならほとんど参考になりません。この本はお金の勉強をやり始めて間もない人をターゲットにした本だからです。

年代でいうと20代~30代。それ以外の年代だと、お金の支出を減らし、いかに自分の力でお金をコントロールして資産を増やしていけるかを考えている人もいいでしょう。目次についてはリンク先のAmazonで確認してください。

私の両親がこの本を読んだ感想が、「60歳を超えてからこの本を読んでも出来ることは少ない。若いうちにここで書かれてあった内容を色々努力していれば、また違ったかも」でした。

賛否両論になってしまう理由

By: Images Money

もう一つ、この本の評価が賛否両論に二分する理由が、「ノウハウを知りたい人」と「考え方を知りたい人」で評価内容が全然違うからかなぁと思いました。

当然、ノウハウは表面的なことですぐに実行できます。しかしこの本はそういう簡単なノウハウ本ではなく、長い目で見て資産を形成していくことを前提にしているので、すぐに結果が出るノウハウは少ない。この本を教材として効果的に活用するならば、「考え方」を参考にした方が良いです。

この本はやたら売れているという評判が先だって期待だけが先行してしまって、実際読んでみたらガッカリという人も多いんだと思います。しかも値段が1400円と地味に痛い値段なんで余計にね。内容はそこまで上級のものではないので、目新しさを求める人には向かないと思います。

取り入れてみたいと思った信用金庫の口座と不動産投資の考え方

ErikaWittlieb / Pixabay

参考になったのは、メイン口座をメガバンクではなく信用金庫にするという考え方。これも話題になっていろんなところで記事になっています。メガバンクは大企業相手の商売なので、住宅ローンや融資の際にも大手企業や公務員など信用が高い人にしか相手にされないからです。

個人事業主や中小企業の会社員なら、地域密着の信用金庫に口座を開いて毎月毎年コツコツとお金を貯めていくことが信用になり、ローンも借りやすくなると。同じ1,000万円でもメガバンクなら相手にされませんが、信用金庫なら担当者がついて親身になってくれることもあるので、メリットが多いということでした。

私も大手企業の会社員でも公務員でもないので、住宅ローンは苦労しそうだなと思っていたところ。この考え方だと、地元の信用金庫に口座を開いて、そこをメインにしておく方が後々都合がいいかもしれない、と納得しました。

ただ、信用金庫、地方銀行、メガバンクなど金利の部分での比較もあるので一概に信用金庫が一番!絶対に信用金庫!とは言えないでしょ受けど、そういう考え方、選択肢もあるということを知れたのが大きかった。

誰でも簡単に始められる不動産投資の始め方

もう一つ、不動産投資に関して。不動産投資というと初期費用が膨大にかかったり、空室リスク、修繕、災害リスクなどリスクが大きい投資と思われがちですが、独身の頃から住宅を購入して家主になっていく簡単な方法が紹介されています。

独身の頃に中古のマンションをローンで1,500万で購入、その後結婚して別のマンションをローンで購入。古いマンションは別の人に貸し出し、「毎月の家賃収入>月々のローン返済金額」にすれば不労所得が手に入る、と。

当然、地元の需要調査や物件に関することなど細かい他の知識が必要になりますよ。最初に購入するマンションの需要とか、他人に貸すことを想定した物件選びとか。ですが、自分には絶対に無理と最初から決めつけて、やみくもに敬遠しがちだった不動産投資の始め方の一つとしては参考になる。始め方としてはハードルを低くしておくことも出来るんだな、と。

何度も言いますが、成功させるにはそれ相応の知識見識、経験を勉強する必要がありますが…。