中流家庭、貧乏人、お金持ちの考え方の特徴をわかりやすく解説

お金持ちになるための考え方を学ぶ「そろそろ、本気でお金持ちになってみませんか」という本を読みました。お金持ちの人に共通する考え方は、世間一般の常識とは違います。

古い常識に縛られたルールと、お金持ちを実現するために守るべきルールの違い、そして考え方の違いを赤裸々に、そして痛快に暴いてくれます。

この本はこれからお金持ちになりたいという会社員や自営業者だけでなく、今現在、失業中で仕事を探している人や、自分に合った仕事が何なのかわからない人なども参考になります。個人的には「他の本の方が表現がわかりやすく、理解しやすい」という印象ですが、言っていることは大抵どの本でも似通っていて、大事なことは結局同じなんだなぁと気づかされます。

あとはこの考え方の元、実行と継続を繰り返すだけです。

「そろそろ、本気でお金持ちになってみませんか」の読後感と感想

そろそろ、本気でお金持ちになってみませんか

前半と後半で本の印象が違う。前半はお金持ちになるための”考え方”にフォーカスしていましたが、後半は”仕事探し”や”仕事観”についての記述がほとんどで、若干中途半端な印象です。

大きく分けて、「お金持ちになるための考え方」に触れているのが前半、「仕事探しと仕事観、どういう人材を目指すべきか」を述べたのが後半。

前半と後半で書いてある内容が大きく違うので、一冊にまとめるよりテーマを変えて2冊に分けた方がわかりやすかったかも。個人的には、前半の方が読んでいて学びが多かったです。

この本の内容と基本スタンス

「お金持ちになるにはお金持ちの考え方を身につけ、それを行動に移し、継続しなければいけない。貧乏には貧乏の、中流には中流の、お金持ちにはお金持ち独自の考え方があり、その違いを認識して考え方を改めない限り、お金持ちにはなれませんよ」というのが前半の要約。

後半は、「自分の性格や能力に見合った仕事探しのやり方と、どういう人材を目指すべきか。仕事をするには替えの利かないスペシャリスト(専門家)になる必要があり、仕事でハイパフォーマンス&ハイリターンを実現させるための具体的なアドバイス」が中心。

お金持ちになるための考え方/貧乏と中流、お金持ちの考え方の違い

ハムスターが走り続ける車輪に例えるあたり、ロバート・キヨサキの「金持ち父さん貧乏父さん」に似ている部分もあります。

全体を通して、学校で教わるような「社会的地位と評価があり、苦しいことにも汗水たらしてお金を稼ぐ従順で安定した職業に就こうとする雇われ人」の危険性を述べます。

国や福祉、会社を頼り、「してもらう」側の意識を捨て、自分で自分の面倒を見て自分の身は自分で身を立てることの重要性を説きます。

リスクや収入、失敗やお金の管理などありとあらゆる面で「貧乏、中流、お金持ち」のそれぞれの考え方の違いを整理し、自分がいまどこに属しているのかを客観的に把握します。

痛いところを付いてくる中流の人たちの考え方と特徴

この本の中にあった、「中流というのはどんな人たちのことですか?」という問いの答えを引用しましょう。

「中流というのは、働かずに遊んで暮らすほどは豊かではない人たちのことを言うんだ。でも彼らは、いざというときの積立金ぐらいは日ごろからためてあるんだ」

そろそろ、本気でお金持ちになってみませんか」P127より引用

さらに、

「車の値段は月収のおよそ二倍程度が好ましいんだ。それが身分相応というものさ。ところが中流の多くは、年収ほどの値段の高級車を無理して買うものだから、やがて余裕がなくなって売りに出し、結局安いの取り替えることになる。それならはじめから安い車で満足すればいいんだ」

とし、さらにさらに危険を前にした時の態度で貧乏と中流、お金持ちの違いが顕著に出ると言い、

貧乏人は失敗を恐れてしりごみしてしまう。だがお金持ちは危険こそ勝つチャンスと見て挑戦する。中流は危険を置かず、犯さないの判断を、世論とかその場の状況と言った偶然にゆだねてしまうんだ。たとえば世の中のみんなが賛成していれば株を買い、危ないと見たら年金でやりくりするんだ。貧乏というのはドイツ語の語源でいうと、勇気が書けているということなんだ」

結構鋭いところを付いていると思います。

ただ、これだけを見ると、リスクを積極的に取れ!ということに受け取りがちですが、そうではありません。自分がリカバリー出来る範囲内での挑戦は積極的にする。そのために誰よりも勉強して知識をつけ、挑戦することを前提にリスクを軽減できる努力はしっかりする、という考え方が根底にあります。

この本だけを読んでいるとちょっと誤解されかねない表現が多いのですが、言っていることは正しいと思います。他の本とうまく組み合わせながら読んでいくと、その意味が腑に落ちるので、この本以外(例えばバビロンの富豪など)のものも読んでおくと、より理解が深まると思います。

「そろそろ、本気でお金持ちになってみませんか」の目次と構成

最後に、この本の目次と構成を振り返ります。興味のある方はぜひ。

  • 第1章 三年後にどれだけの収入がほしいかを考えましょう
  • 第2章 失敗しましょう。そして失敗から学びましょう
  • 第3章 「新しいルール」についてご説明しましょう
  • 第4章 貧乏人・中流・お金持ちの考え方のちがいを知りましょう
  • 第5章 仕事が見つからないあなたへ
  • 第6章 本気で収入をふやしたいのなら
  • 第7章 その道の達人になりましょう

ドイツ人のボード・シェーファー氏が書いた本で、ヨーロッパでは名の通ったマネーコーチだそうです。同じ著者の本に、日本でも大ベストセラーになった「イヌが教えるお金持ちになるための知恵」があります。