固定費を削減!給料そのままで「月5万円」節約作戦

会社員の著者が住宅ローンなどの固定費削減の末に数百万の貯金を作った方法がまとめられた本を読みました。節約と貯金術の基礎は、必ず収入の何割かを最初に抜いておくという方法がありますが、著者はこの方法を一切取らず、余った分を貯金に回すやり方を実践。

正直、月5万円の節約作戦の半分は住宅ローンのことについて、3割が税金、1割が通信光熱費、残り1割がその他といった感じ。

この本は誰でも実践できる節約術を紹介している訳ではなく、著者が節約に成功した方法をエッセイ風にまとめているので、人によっては実践できない事も多いと思います。

給料そのままで「月5万円」節約作戦は住宅ローンを借りていない人にとっては微妙すぎる

給料そのままで「月5万円」節約作戦!: 面倒くさがり屋な私が1年間で350万円貯めたらくらく貯蓄術

節約本としての評価は3流本といっていいです。実践できることが少なすぎる。節約術を探されている方は、正直参考にならないと思います。

ただし、住宅ローンを借りている人、今まさに借りようとしている人であれば買いです。著者の節約を目指す一つのストーリーというか、エッセイのように捉えるならば、まぁ読んでみてもいいかな、という感想です。

先ほど、誰でもすぐに実践できる節約術ではないと申しましたが、私の場合99%は実践不可能でした。出来るとしたら、光熱費のところぐらいかなぁ…。普通の会社員の人でも、この本の内容の2割実践できれば万々歳ではないでしょうか。

 

節約のための2大削減項目が住宅ローンと税金

まず住宅ローンを借りていない賃貸に住んでいる人は、これからの参考にはなるものの、今現時点で実践できることは何もありません。住宅ローンの負担減らすための工夫とか、仕組みなんかで相当なページ数が割かれています。

今すぐ実践は全くできないけど、2,500万程度のマンションを買うのに、利息分含めて3,500万円以上のお金を支払わないといけないというのは、驚き。預金型連動型のローン何ていう存在は知らなかったので、知識という意味では読んだ意味が多少あったのかも。

税金を安くさせる方法は99%の人は実践できない

税金を安くすることの項目でも、本を出したいという著者の意向で70万円ほどを事業経費として計上し、それを確定申告したということなので、これも99%の人はあまり参考にならないでしょう。

しかも70万円の経費で安くなった税金が19万円お得!というのは、節約なのか浪費なのか、よくわからない結果になっています。この本を出せたことで黒字になっているといいですが…。

固定費の削減はどこまで我慢できるかが重要

この本の著者は、2012年時点で39歳、小学生の子供二人と専業主婦の妻を持つ会社員です。年収も600万円ほどと、躊躇なく年収を公開しています。

固定費の削減のため、保険の見直し、通信費(携帯電話、ネットプロバイダ)、光熱費、車の維持費について取り上げられていますが、正直ここまで出来る人はなかなか少ない印象です。

携帯電話はauのガラケーのみ、車は持たない。これだけで大きな節約!といっても、無理な人は無理ですよね、これ。

居住地域では車は生活必需品ですし、ガラケーだけにするなら格安SIMで運用すればいいのに…といったところ(まぁ当時は格安SIMはほとんど出回っていなかったのでしょうがないですが)

エッセイ本として読むならアリ、節約術を知るために読む本じゃない

節約術として読むなら、住宅ローンを借りている人が読むべき。これから、今まさに住宅ローンを借りようとしている人もありですね。でも、そこまでレベルの高い本ではないです。2時間程度で読めてしまいます。

逆に、夫婦共働きで賃貸に住んでいる人とか、一人暮らしの人、独身の方はほとんど参考にならないです。自分たちに当てはまるところが少なすぎます。

もしこれらの人たちがこの本を読む場合、、節約術を学ぶのではなく、節約を頑張ったストーリーを読むエッセイ本として読むことですね。