新婚共働き夫婦向け書籍:プロが教える家計のやりくりのコツ

女性の社会進出の背景もあって、新婚の共働き夫婦が増えています。私もこのパターンで、私の友人もこのパターンが非常に多いです。

でも色々話を聞いていくと、家計のやりくりや共働きゆえの管理の難しさもあってなかなかスムーズにいかないケースが多いようです。

結婚してから家計管理に関する本を色々と読み漁ってきて、重要なことや意識したいことはなんとなく頭に入ってきました。その中でもおすすめと言える家計管理のやりくりのコツや見直し方で参考になる本を紹介したいと思います。

家計のやりくりのおすすめ本、横山光昭氏の「これで貯めてもらいます。」/新婚の共働き夫婦に

「これ」で、貯めてもらいます。―5500人超の家計を再生させた横山式貯金術100本ノック

実はここに書いた私が実践している家計のやりくりの内容、コツはとある本を参考にした内容です。その本の著者が家計再生コンサルタントという肩書のある横山光昭氏。

この著者の本は今までにも数冊読んだことがあって、それを取り入れたという訳です。色んな本が出ていますが、内容は結構似ている部分が多いので、家計管理関係の本であればどれか一冊でも充分でしょう。

私が今回読んだのは「「これ」で、貯めてもらいます。―5500人超の家計を再生させた横山式貯金術100本ノック」という本で、今までに5,500人超の家計を再生させてきた著者の家計の見直し術が凝縮されています。

類似本に「お金が貯まる財布のひみつ」があるのですが、家計管理が超苦手で貯金が出来ない性格の人はそっちの方がおすすめ。こちらの本は考え方の部分を100個取り上げて一つ一つ解説していく形式です。

新婚の共働き夫婦だけでなく、もっと幅広い層が対象の本ですが、家計管理の入門としては良書です。共働きでも油断していれば全くお金が貯まらないという現実を認識できますし、横山光昭氏の本は最低一冊読んでおいて損はないでしょう。

どういうことが書いてあって、何が参考になるか?

簡易な目次は以下の通り。

  • 第1章 だからあなたは貯められない!非・貯金体質5パターン分析
  • 第2章 お金との関係を再構築する貯金体質になるための心得
  • 第3章 無駄なしゅぴを極限まで削減 貯金体質の人に学ぶ金銭術
  • 第4章 ふだんの生活から見直そう 貯金体質を生む暮らしの知恵

今までに色々なタイプの人の相談に乗ってきた著者がビシバシ、いやバッサリと気持ちの良いぐらいお金管理術を斬っていきます。

特に当てはまる人が多そうだったのが、特別支出が続いて貯金が出来ない、言い訳が多いタイプ。今月は〇〇があって、今月は○○が続いて、今月は・・・と特別出費が毎月続いてしまい結局毎月赤字になってしまう。

これについてもバッサリ「自己責任」と斬り捨てます。

わが家で取り入れている家計管理のやりくりのコツと見直し方

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節約本や家計管理術の本を色々読んできたのですが、わが家で取り入れていることをいくつか紹介したいと思います。

取り入れているのは表面的なノウハウではなく、もっと深い根っこの考え方の部分。どうすれば気持ちよく貯金が出来るか?どうすれば収入より少ない金額で不満を少なくして暮らせるか?の考え方をご紹介します。

家計管理のやりくりのコツ①消費、投資、浪費の分類

まず、お金の使い方を振り返ります。一か月に使ったお金は全てレシートで保存。一か月の終わりに、そのレシートを一つ一つ振り返って、食費、光熱費、通信費、家賃、交通費などに分類します。(お小遣いの金額は予め決めておいて、その金額だけ確認します。お小遣いの中で何にどれぐらい使ったかは自由なので、金額だけを確認)

ここでは何にどの項目でいくら使ったかを確認するのが一つ目の目的です。

二つ目の目的は、お金の使い方を振り返ります。自分が使った分のレシートと品目を一つ一つ冷静に振り返り、これは消費なのか、投資なのか、浪費なのかを分類します。

消費は生活するために必要な出費、投資は目標達成や夢の実現、健康維持や自分や家族の将来の為に使ったお金です。浪費はその名の通り、無駄遣い。

消費、投資、浪費の分類で悩み、迷い、冷静に振り返ることが大事

例えば野菜を購入した時、それをきちんと料理して使いきっていれば消費です。しかしすべて使いきれずに腐らせてしまった場合は浪費ですよね。はたまた、農薬を使わない有機野菜を購入した時は投資かもしれません。

習い事だって、さぼってばっかりだったら浪費です。資格取得を目指して参考書を買った事実も、それを使っていて実際に勉強していれば投資ですが、参考書を開いてもいないのなら浪費。

自分へのご褒美のスイーツは浪費か、投資か?など一つ一つ冷静に振り返り、自分が何に、いつ、どのように浪費しやすいのかを確認していきます。お金の使い方を振り返ると、今の問題や特徴が見えてきて、これからどう対処すればいいかがすぐに分かるので、この分類はとても有効です。

家計管理のやりくのコツ② 銀行口座の使い分け

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口座は大きく分けると3つ。使う、貯める、増やすです。増やすのは投資口座なので、私はまだ増やす口座は作っていません。共働き夫婦の場合は、一か月にどれぐらいのお金が最低限必要かを数か月家計簿(簡易版でOK、何にどれぐらい使っているのかの確認だけ)をつけてみて、予算を組みます。

光熱費や固定費の引き落としは一つの口座に集中させ、家計財布を作ってそこから食費などを出す。使う口座は家族が生活するために必要なお金を入れておいて、共同の家計財布で管理するのがコツ。

夫婦別会計や別サイフにする方法もありますが、あれは絶対に貯まりません。必要なお金を分担して払い、残りは各自自由。

お金の使い方がゆるくなり、向こうが貯めているだろう、という油断も生まれます。「収入は余裕もあるし、ちょっと豪華に」のちょっとが増えて結局手元にお金が残りにくいのが共働き別家計の特徴です。

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使う口座は特別出費分も含めて余裕を持たせておく

一か月の予算が仮に26万円だとしたら、その1.5倍の金額(=39万円)になるよう、月初めに入金していきます。結婚式のお祝いや医療費、飲み会など立て続けに出費が続いても貯金を切り崩さなくて済むようにしておきます。

夫婦の負担額は話し合いで決めてOKですが、片方の収入のみで暮らし、もう片方の収入は全角貯金でもいいです。わが家ではお互い不満なくやる為にお小遣いは夫婦同額にして、2人の給与は月初めに一度まとめてから、貯金などに割り振っていきます。

貯金は月初めにさっさと貯める口座に移動させておくのも大事。この本の著者は必ずしも強制預金はオススメしないとありますが、私の場合は自動引き落としではなく毎月手動で口座を移動させ、貯金しています。

夫婦同額の小遣いの真相

女性は維持費がかかるから、小遣い同額はおかしい!という声はよく聞きます。実際私の友人夫婦でも話し合いがよくあるらしいですが、そもそも毎月必要なお金なら、予算を組んで家計に入れるべきです。

粧品、美容院、被服など、毎月最低限これぐらいは必要という金額を決めて、家計財布から出す。明らかに高価な買い物や余剰分と言えるものはお小遣いから出せばいい。

夫の飲み会や昼食代も考え方は同じです。お小遣いとは別枠で家計財布から現金を渡せばいいはず。必要なお金は家計、お小遣いは各自何に使ってもいい自由なお金であるべきです。

お小遣いを減らすだ増やすだで喧嘩になるのは、お互いの縄張り意識が強すぎて、家計の当事者であることを認識できていないからです。夫婦の家計は二人が当事者なので、当事者同士で喧嘩していても無意味です。

目的もなく不安なまま節約をしすぎても意味がない

また、将来への漠然とした不安で貯金に励みすぎるのも良くありません。使うべきところは気持ちよく使うべきです。ただし、それが浪費なのか消費なのか、投資なのかは意識すべきですが。

削減に削減が続くと生きている楽しみも減りますし、何より精神的にも疲弊します。そしてどんどん小さい人間になって、器の小さいケチな人間でしかなくなります。

貯金や節約は目的あってのものなので、いつどれぐらいお金が必要になるから、そのために毎月どれぐらい貯金して、どういう節約をするかを夫婦で話し合うことが大事です。家計はあくまでオープンにして、秘密ごと隠しごとはなし。夫婦二人が家計の重要当事者であることを忘れてはいけません。